はじめに
SwitchbotカーテンをTOSOのC型カーテンレールで使用していたところ、途中で止まってしまうという現象が発生しました。
今回はその問題を自力で解決してみたので、DIYとしての記録とともに、賃貸の方が注意すべき点も含めてまとめてみました。
実行は自己責任でお願いします。
なお、日記と賃貸で出来るDIYということで、2つのジャンルにわたって掲載しておきます。
Switchbotカーテンとは?
いわゆる「IoT家電」って呼ばれるやつで、IoT家電で有名なSwitchbot社のスマートホーム製品のひとつで、カーテンを自動で開閉してくれる製品です。
アプリを使って開閉もできますし、時間でも、日の出時刻や日の入時刻でも設定すれば自動で開閉してくれます。
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しかしながら、Switchbot公式のFAQには「TOSOのC型カーテンレールには対応していません」と明記されています。つまり、このSwitchbotカーテンという商品は、利用者を選ぶ商品なんです。
Switchbot公式FAQ:カーテンレールの取付金具に当たって止まります、どうしたらいいでしょうか。

私はSwitchbotカーテンをメルカリで購入しました。そして、私が住んでいる賃貸マンションはまさにTOSOのC型カーテンレールだったことが判明しました。
なぜ公式で使用出来ないって言ってるんだ?って思いながらも実際に使ってみて分かったのですが、 途中でなぜか動作が止まっちゃうときがあるんです。
中古で買ったし、このまま使えないのも悔しいので、これをなんとか解決できないものかと思って、いろいろと試行錯誤した結果、SwitchbotカーテンをTOSOのC型カーテンレールで使用して途中で止まってしまう現象を力技ですが、解決してみました。もちろん実行する際には自己責任でお願いします。
今回紹介する方法は賃貸の方は大家さんや管理会社さんに要相談が必要です
基本的には、賃貸マンションに住んでる方に向けた記事です。
今回ご紹介する方法はDIYの一種でもあります。
工事にはある程度の時間と労力がかかります。女性一人での作業は難しいかもしれません。
もちろん、別に持ち家の方や分譲マンションにお住まいの方なら、大家さんや管理会社さんの許可は要らないわけです。
その方は、カーテンブラケットを変えるか、レールを変えるかの2択がありますが、カーテンブラケットを変えるのが1番安くあがります。
【結論】まず確認すべきポイント4つ
まずは結論として、確認すべき点が4つあります。
① ブラケットが「ワンタッチ式(ワンタッチブラケット)」かどうか確認する
カーテンレールを支えている部品のことを、「ブラケット」と言うそうなんですが、その中でTOSOさんの製品の中に「ワンタッチブラケット」という部品があります。
この「ワンタッチブラケット」がSwitchbotカーテンが途中で止まる原因ということが試行錯誤した上で判明しました。

↑ワンタッチブラケットはこんな形をしています。
この「ワンタッチブラケット」がSwitchbotがTOSOのC型カーテンレールを全て拒絶をしている原因だと私は踏んでいます。
ワンタッチブラケットのままだと、ブラケットの部分でSwitchbotカーテンが少しだけ浮いてしまって、わずかな隙間が出来てしまい、ここの段差を乗り越えることが出来ないのです。


2枚目の写真を見ていただくと分かりやすいかなーと思うのですが、矢印奥の、ワンタッチブラケットのプラスチックに干渉してしまうのです。
このワンタッチブラケットという部品は何が便利かっていうと、カーテンの取り付けが楽になる部品なんですよね。ブラケットを先に取り付けて、カーテンレールを差し込み、ネジを閉めちゃえばそれでカーテンが取り付けられるっていう、そういう部品なのです。通常必要な、カーテンレールを取り付けたブラケットを持ち上げる必要がないんですよね。
要はこの記事は、このワンタッチブラケットを変えるということをやります。つまり、通常必要な、カーテンレールを取り付けたブラケットを持ち上げる必要がありますので、後述しますが、女性1人ではなかなか厳しい作業だと思います。
② 賃貸の方は必ず管理会社・大家さんに相談が必要
いわばDIYの工事の一種ですので、賃貸の方は大家さんないし管理会社さんに連絡をして、「カーテンレールを支えている部品(ブラケット)を変えたいんですが」と相談してみてください。
私は管理会社さんにメールにて連絡してみたところ、「部品を捨てないのであればOK」という許可をいただきました。
なので、原状回復のために、もともとあったワンタッチブラケットは捨てられませんので注意です。
退去時の原状回復義務を考えると、勝手な交換はトラブルの元になりますので、黙ってブラケットを交換することは辞めた方が得策です。
③ 作業は1人も出来るけど、女性なら2人以上推奨
これからオススメする方法は、おそらく女性1人じゃ厳しいと思います。カーテンレールは意外にも重たいんですよ。一人暮らしの男性なら何とかなるかなぁっていう感じですが、それでもかなり大変です。
私は男の一人暮らしですが、1人でなんとかやった方法も掲載しておきますので、ご参考になればと思います。
④ 私のオススメだと、作業はおそらく1日では終わらない。
私のこれから紹介する方法は、すでにブラケットが付いていたネジ穴をいったんパテで埋めて、同じ場所に取り付ける方法を取っています。
ネジ穴を塞いだパテが乾燥するのに8時間ほどかかるので、1日ではおそらく終わりません。朝イチから始めれば夜までには取り付けられますが…2日かかると思った方が良いです。
ちなみに、カーテンブラケットを、元の場所では無い窓枠に取り付ける場合(ちょっとズラして取り付ける場合)は1日で工事は終わると思いますが、その場合は、キリが必要になるかと思います。
8本入りドライバーに入ってるとは思うので…
あとはカーテンが無いタイミングがありますので、外から家の様子が丸見えになる時があります。
DIYでなんとか出来るのかを確認するステップ
Step1:まずはカーテンレールの型を確認
まずは形から判別が出来ます。「C型カーテンレール」はレールの形が丸みを帯びていて、視力検査で言う所の下を向いてるような感じ。これをC型カーテンって呼ぶらしいのです。

そして、カーテンレールに「TOSO」という刻印がある方も確認ポイントです。
Step2:ブラケットの種類を確認
「TOSOのC型カーテンレールだ」という方は、まずカーテンのレールを支えている部品を見てください。 そこにも「TOSO」と書いてあるかと思います。
Step3:新しいブラケットを購入する
おすすめは以下の製品です。Amazonなどでも探してみましたが、楽天市場にしか無い部品でした。
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楽天はヤマダ電機のモノなので、ヤマダウェブコムにも同じような製品があります。
楽天市場なら他にもありますが、ヤマダ電機が在庫ありですぐ届いたので、オススメしておきました。
どちらで買っても構いません。
1個で2つのブラケットがあります。Switchbotカーテンを取り替えたい数だけ変えてください。
同じTOSOの「エキストラダブルブラケット」でもOKだがおすすめしない
同じTOSOから「エキストラダブルブラケット」という部品もあります。これでもOKですが、値段も張りますし、窓枠から部屋側に出る幅が結構変わります。

一体何が違うの?と思ったので、TOSOさんに問い合わせて聞いてみました。
「壁からの出幅やレール同士の間隔の違いがあります。寸法が違いますので意匠(デザイン)の違いは当然発生いたします。「寸法(間隔)が違う」というところが大きなポイントです。それ以外で何が具体的に異なることはございません。」
とのこと。 つまり、デザインの問題で間隔が違うだけ。 なので、特段インテリアにこだわりがなければエキストラブラケットを買う理由はないと思います。
というか、インテリアでカーテンレールのブラケットを気にするぐらいなら、C型カーテンレールを使わずに、もっと良いカーテンレール買った方が良いと思いますw
エキストラブラケットと取付の仕組みがほぼ同じの定寸C型用ダブルブラケットを買い直した
エキストラブラケットは1度購入したものの、あまりにも間隔が違うために、定寸C型用ダブルブラケットを買い直しをしました。これから写真がいくつか出てきますが、エキストラブラケットと定寸C型用ダブルブラケットはほぼ取付の仕組みは同じです。
【作業前に準備するもの】
- 定寸C型用ダブルブラケット(2個入りを必要数)
さきほどのC型ダブルブラケットです。(下にアフィリエイトリンク貼っておきます) - プラスドライバー
100均でも8本入りのやつがありますから、それでいけると思います。 - ねじパテ(ネジ穴埋め用)
「建築の友」という会社から出ている「ねじパテ」を使います。(下にアフィリエイトリンク貼っておきます) - タオルなど床の養生材
タオルでも良いですし、クッション性のある床の養生材があれば良いと思います。(これも下に良さげなヤツ見つけたので、アフィリエイトリンク貼っておきます) - 脚立、または人がしっかりと乗れる物台
脚立はホームセンターで売ってますし、そちらの方が安いと思うので。(とはいえ、一応コーナンの脚立のアフィリンク貼っておきます)
ダイソーなどでも物台みたいなのが売ってた気がします。絶対にキャスター付きのイスで工事しちゃダメですよ!マジでキャスターが滑って大怪我する可能性があります。 - 掃除用の雑巾やウェットティッシュ
ついでにカーテンレールを掃除する用です。掃除しないのであれば不要ですが。 - iPhoneやスマホの水平器アプリ(平行確認用)
iPhoneは「計測」アプリに入ってます。
以下、アフィリエイトリンクです。










【作業手順】
先にも書きましたが、1日では終わらない可能性はあります。
1. カーテンの取り外し
床には傷防止のためにタオルやクッション性のある養生マットを敷きましょう。脚立や物台に乗ってカーテンを外します。
2. レールの取り外し
窓枠に留まっているブラケットのネジを緩めてレールを外します。

3. ブラケットの取り外し

ブラケットの真ん中にあるプラスネジをドライバーで緩めてブラケットを外します。
4. ネジ穴をパテで埋める
建築の友のねじパテは完全に乾燥するまで最低8時間ほどかかります。

この間に一度レールの掃除をしておくと時間の節約にもなりますし、スッキリします。
5. 翌日、パテの乾燥を確認して窓枠に新しいブラケットに取り付ける
まず、パテの乾燥を確認します。その後、窓枠にブラケットを取り付けます。
写真はエキストラブラケットのものですが、定寸C型用ダブルブラケットでも同じ仕組みですので、ご安心を。
まずは端っこから取り付けることをオススメします。真ん中は後回しです。
真ん中のブラケットを取り付けるコツですが…

ブラケットの真ん中が回転します。
ここに1本目の奥のレールを軽く引っ掛けておいて…

2本目のレールをはめます。

こういった感じになれば大成功!
あとはこのままネジを締めるのですが、この段階では仮止めぐらいにしておいて、SwitchBotカーテンの動作チェックもしておくことをオススメします。
水平に取り付けないと、Switchbotカーテンから異音が鳴る可能性があります。スマホアプリの水平器で確認しておいてください。
※平行を気にするなら、先にブラケットにレールを取り付けて、その後レールがついたままのブラケットごと取り付ける
水平に取り付いてないとイヤだ!と言う方は、先にブラケットにレールを取り付け→窓枠にレールがついたままのブラケットごと取り付けることをオススメします。
ただ、これは一人で作業を行うのは難しいというか、不可能だと思います。
2人以上で行うべき作業だと思います。
6. カーテン・SwitchBot本体の取り付け
カーテンを元に戻し、SwitchBotカーテンを装着して動作確認を行います。
おわりに
今回ご紹介した方法で、TOSOのC型カーテンレールでもSwitchBotカーテンがほぼほぼ問題なく使えるようになりました。
ブラケットの真ん中が引っかかるから動作が止まっちゃうようなので、そこをなんとかすれば打開策はあります。
ただし、これはあくまで個人のDIY例です。実行は自己責任でお願いいたします。
特に賃貸にお住まいの方は、原状回復を見越した上で、管理会社・大家さんへの相談を忘れずに行ってくださいね。
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